検索と発見のためのデザイン

6章 さわれる未来 

6章「さわれる未来」では,まずユーザー調査の手法や,デザインの成果物のパターンが上げられ,それぞれの手法や成果物にそれぞれどのような意味があるのかということが述べられます.「検索のシナリオ」では,検索と発見の未来を想像させる幾つかのショート…

5章 発見のエンジン

やや異色な章である。効率的に、素早く答えを見つけるための情報検索ではなく、タイトルにもあるように「発見」のための情報検索の話がメインになっている。平坦でまっすぐな道をずっと歩いていたんじゃわからない。寄り道をしながら楽しみながら意外なヒン…

4章 デザインパターン(前半)

4章では,検索においてこれまで良く使用されている10個のパターンについてと,そのパターン相互の関係性について具体的に解説しています.この記事では,4章前半部分のオートコンプリート・ベストファースト・横断検索・ファセット型ナビゲーション・詳細検…

3章: 行動

全体 「検索にもその構成材料となる行動のパターンやインタラクション要素、デザイン原則がある。それらは常に流動的だ。 (p.56)」とあるように検索システムの構築・設計の作業は利用者の情報検索・探索行動との対話となる。これが第3章のテーマだ。 またジ…

検索と発見のためのデザイン - 4章: デザインパターン(後半p.118〜)

概要 この『検索と発見のためのデザイン』の原著は『Search Patterns』というタイトルです.検索の「パターン」を描き出すことを目的とした本書のハイライトはこの4章と言ってよいでしょう.その後半部分を以下にまとめます. 構成 4章では10個のパターンが…

1章 パターン認識

本書「検索と発見のためのデザイン —エクスペリエンスの未来へ」は「Web情報アーキテクチャ—最適なサイト構築のための論理的アプローチ」「アンビエント・ファインダビリティ —ウェブ,検索,そしてコミュニケーションをめぐる旅」の著者Peter Morvilleにより…

検索と発見のためのデザイン - 2章: 検索の解剖学

概要 この章のテーマは《検索という営みを構成しているのは何か?》です.検索《システム》ではなく,《営み》.あるいは「ネットワーク」.この問いに対して著者が提示する《答え》は図2-1「検索の解剖図」に描かれています.2章ではこの図に挙げられた各要…