Li:d tech × Code4Lib Journal = Celebration !?

Code4Lib Journal へ投稿するぞ

 いまから一週間前の2011.10.31に刊行された Code4lib Journal issue 15 にLi:d techメンバーが関わった記事が掲載されました。この記事の作成および投稿は“とあるメンバーの業務”として進められていたものでしたが、途中から Li:d tech メンバーが加わり Li:d tech における一つのプロジェクトとしても進行することになりました。ひとつのできごとの記録として、あるいは今後投稿される方の参考にもなるかもしれませんので、アブストラクトの投稿から実際に記事が掲載されるまでのスケジュールおよびメモをここにざっくりと掲載します。なお、本エントリーの文責はこのプロジェクトのいいだしっぺの長屋とします。

掲載までのスケジュール
日にち できごと
1.21 キックオフミーティング。Li:d tech 結成!
2.1 メンバーを巻き込む元凶となるプロジェクトの素案となるアイディアがチームのMLに流れる。
3.11 Li:d tech メンバーが共著で Code4Lib Journal へ投稿することを決定。
4.13 進行状況から issue 14 への投稿を見送り issue 15 への投稿を目指す。
6.29 Code4Lib Journal Issue 15 Call for Papers 発表*1。7.29までにアブストラクトを提出。
7.29 アブストラクト送付*2
8.8 編集委員から「興味があるから9.2までに Complete Draft を出してね」との連絡。
9.2 Complete Draft 提出!
9.14 編集委員2名からコメント。「コメントを検討し Final Draft を9.30までに出してね」*3
9.30 Final Draft 提出!
10.31 原稿掲載
心がけたこと
  • 担当になってくれた編集委員に迷惑はかけまい、と締切だけはきっちり守った。
  • チームでやっているプロジェクトなんだから基本的にはみんなを巻き込んで楽しんでやる。けど、楽しいばかりじゃなくて大事なことはちゃんと言語化して伝える。
反省点
  • CFP (Call For Papers) 時に自分たちはアブストラクトを提出したが、この段階で Draft を送るくらいの進め方の方がいい。後述するがアブストラクト提出後、Complete Draft を仕上げるまでの期間が1ヶ月ないというのはかなりきつい。
  • システム部分はやはりアブスト提出時に仕上げておくべきだった。原稿執筆中は原稿に追われてコーディングできなかったし、原稿執筆後は燃え尽きてしまってもろもろの案件の処理に追われた。
  • 自分たちに担当としてついてくださった編集委員は原稿の掲載に向けて非常に協力的だったのでもう少しコメント等求めても良かったかもしれない。

3週間で Complete Draft 完成 !?

 2011.8.8の編集委員からの連絡で2011.9.2に Complete Draft を提出することになったわけですが「ってそれ、一ヶ月ないよ!3週間で英文原稿提出ですか!?」という状況でした。Complete Draft を作成した怒濤の3週間ちょっとのスケジュールをざっくりと載せます。

  • 日本語原稿作成 (長屋:2日)
  • メンバーコメント -> 修正 (3日)
  • 英語原稿を作成 (長屋:5日)
  • メンバーコメント -> 大幅というかほとんど修正 (6日)
  • 英文校閲発注 - 待つ (5日)
  • 英文校閲結果を検討して最終原稿作成 (3日)
  • 原稿提出!

という超過密スケジュールでした。これから投稿しよう!という方はある程度 Draft を作った段階で申し込むことをお勧めします。ただし、自分たちは英語原稿の作成前に日本語原稿をつくったこと、そして英文校閲を依頼したこと、の2つの過程で時間をそれなりに使っています。日本語で原稿を先に書く事にした理由は次の2点です。

  • 共著メンバーとあらかじめ内容を共有するため
  • 方法はなんであれ、全体像を言語化して書き出した方が内容および論理展開のまずさに気づける

 かなり厳しいスケジュールでしたが、締め切りをすべて守りきった点は編集委員に非常に好感を持っていただけたようでした。なお、このプロジェクトでは日本語原稿および英文原稿のブラッシュアップ段階(メンバー全員によるコメント、修正)で Google Doc を使いました。


「仕事」と「課外活動」のあいだ

 この Code4Lib Journal への投稿は、そもそも“とあるメンバーの業務”の一つとして取り組んでいたものでした。その過程でそのとき関わっていた Li:d tech というチームのメンバーを共著者として手伝ってもらうよう依頼し共に記事を作成し投稿しました。ですので「仕事としての側面」と「 Li:d tech の活動としての側面」という2つの側面を持っています*4
 Li:d tech は仕事と離れたところでの活動、つまり課外活動的なものだったわけですが、メンバーを共著として巻き込み業務として一本の記事を書くことで、

  • 仕事と課外活動を「つなげる」

ということの足がかりに多少なりともなったのではないかと思っています。

Li:d tech というチームのこととこれから

 ぼくたちは2011.1.21に Li:d tech というチームをつくりました*5。奇しくも30歳が3人、29歳が1人とほぼ同学年の4人が集まったことで自然と仕事のこと、生活のこと、恋愛のことなどとかく脱線しがちで tech な話題そっちのけになることも多いにぎやかな場所でした。「まずはこのメンバーで1年間やってみようぜ」というところから始めたので2012.1.21をもって解散予定です。長屋個人としてはこうして一つのチームとして楽しく取り組めた経験それ自体が大切な成果です。あとちょっと最後までこの4人で楽しんでやれたら、と思っています。

 それから、最後に。大谷さん、ご結婚おめでとう!*6 ( from 坂井、林、長屋 )



2011.11.7 「いいね!」の日に

*1:10月末掲載号のこの issue 15 に掲載希望者は7.29までに「 proposals, abstracts, or draft articles 」のいずれかを提出しなさいとのこと。

*2:自分たちが提出したアブストラクトはおよそ160ワード。詳細についてはCall for Submissionsを参照してください。

*3:この段階で Code4Lib Journal issue 15 への掲載がほぼ決定した様子。

*4:ただし、本エントリーは後者の視点、あくまでも Li:d tech というチームをベースとした活動の一つとしてその部分のみを書きました。

*5:大谷さん、坂井さん(オブザーバ)、林くん、長屋の4人。

*6:自他ともに認める Li:d tech 最大の成果です!このプロジェクトについてはまたどこか別の機会に。